最近婚活アプリ流行ってるじゃないですか。
私の親友もめっちゃ婚活してて、もうそれは婚活の鬼?何?みたいな感じでいそしんでる。
婚活アプリってどうなん?て聞いたらこんな男に会った!て話がろくでもなかったので紹介したい。
ちなみにやまじが使っているアプリは「with」
この物語の登場人物
やまじ・・・やる気OLの中学からの親友。昔は仲が悪かったがいつの間にか仲良くなった。私の親友なのにアクティブ、GPS位方向感覚に優れているが運転が下手。営業をやっていた時ストレスで肺に穴が空いた。顔が木の実ナナに似ている。元演劇部。
顔面詐称男・・・顔面詐称を行いやまじを激怒させた男。やまじの追求を「はぁ・・・すいません・・・」だけでかわした強者。
出会い
やまじは婚活アプリで、爽やかなイケメンを見つけた。歳も近く顔もカッコイイ、趣味も合いそう。
やまじは運命を感じ、イイね!を押した。彼からもコンタクトがあり、2人はあってみることに。
やまじは行く道で疑いを抱き始めていた、この写真、会社の広報誌に出てくるような写真だな・・・プロが撮ってるから実はブサイクなのでは?と。
ジャニーズの櫻井翔を追いかけてはや18年、やまじは生粋の面食いなのだ。しかし結婚は顔では無い、生涯のパートナーは顔で選ぶものでは無い。
中学から高校まで櫻井翔の誕生日にはセブンイレブンでケーキを買い屋上で東京の方向におめでとう♡と言いながらケーキを食べた頃とは違う、30になったやまじは大人になっていた。だんだん精神的にも今の木の実ナナに近づいていたのだ。
そしてその時、彼からLINEが届いた。
「言い忘れてたんですけど、アプリの写真・・・間違えて友達の写真上げちゃったんすよね」
間違えた・・・だと?
withは写真の登録にも審査があり、審査承認が下りないと写真はアップロードされないのだ。
しかも彼の写真は1枚ではない、4枚もアップされていたのである。4枚も間違えねーだろ!!!!確信犯だ。
やまじは激怒した。このまま引下がる訳にはいかない、仮にミスだとしてもあまりにもお粗末なミスだ、社会人としてあるまじき行為。
会社で部署のリーダーを勤める持ち前の責任感でやまじはこの男を注意せねばと思い、そのまま会うことにした。
対面
遅刻して彼はやってきた。その時点でやまじは切れていた。人の遅刻にうるさい女、やまじ。
猫背で暗そうな写真とは似ても似つかない男だった。写真を偽装した事は百歩譲って許して面白そうなら食事しようと思ったやまじは「面白い言い訳」を待った。
彼は開口一番「いや〜なんかすいません・・・」
やまじはキレた。面白くない、好きな芸人は猫ひろし、お笑い感度はそこまで高くないやまじだがこの男は面白くない。やまじは思った。
その後やまじがなにを言っても「なんかすいません・・・」としか言わない男に我慢ならなくなったやまじは
「そもそも4枚も人の写真間違えるわけないでしょ!確信犯じゃん、百歩譲って間違えだとして昨日ログインしてたんだから気づくでしょ!?」
「なんかすいません・・・」
「しかもその事実を会う直前に言うってなんだ!前日に言わんかい!!」
「なんかすいません・・・」
「つまんねぇから帰るわ!!」
やまじは帰宅した、帰り道に櫻井翔に会って一目惚れされて結婚できねぇかな〜と思いながら。
残念ながら帰路に櫻井翔はおらず、部屋でポスターの姿をとった櫻井翔が待っていた。
「翔くんただいま♡」
やまじの一日は終わった。
マトモな人もいたよ!
こんな話されたあとにこんな事言われて説得力は無かったけど面白い人にも会ったらしい、あんまりタイプじゃなくて会わなくなったらしいけど。
まぁたくさんの利用者が居るだろうからたまにはこんな男も居るかな!っつー結論。
やまじ曰く
- プロっぽい写真の男は怪しい
だそうです。
確かに出会えるしデートも出来るみたいなので、何度とトライすることが大事、そう木の実ナナは語った。うそ、やまじは語った。
面白そうなので私も登録してみた。主に閲覧してます。
with(ウィズ)がFacebookなし(やってない人)でも登録可能に!
あまりに爽やかで社内報っぽい写真の人には注意!