あのね、「聖なる鹿殺し」を見たんですよ。
私結構動物を愛している方でさあ、鹿殺すの?嫌だねと思ってみてなかったんだけど、普通に面白くて怖いって聞いてみてみました
ちなみにネタバレしておくと、鹿は死なない。
人は死ぬ。
この記事はネタバレ込みで私の感想をお伝えしていくので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
聖なる鹿殺しとは
「聖なる鹿殺し」は、コリン・ファレル主演のサスペンス映画。
あらすじは以下の通り。
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、気にかけている少年がいた。その少年を家に招き入れたときから、家族のなかに奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなる。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。 引用:Amazon
私の永遠の憧れニコール・キッドマンも出てるから、これは面白いはずだぞ!と思って視聴。
確かに面白いけど、世間でいわれているほど「怖い」って感じではなかったかなあ。
どちらかというと「不気味」に尽きる。
あと、「人間って醜悪だな」と思わせるラストが嫌な感じだった。
詳しい感想は後で語るにして、前情報を入れずにみて見たい方は、Amazonで見られるので見てみてください。
Amazon以外で視聴したい方は、以下のサイトで使用できます。
ネタバレ含む感想
めちゃくちゃ怖いって言われてた作品ですが、そこまで怖くなかった。
あらすじとしては、酔っ払って手術してある患者を死なせた心臓外科医がいて、罪悪感からなくなった患者の息子マーティンと交流してるわけ。
高級な時計を買ってやったりしてさ。
その流れから、自分の家に招待して娘と息子に合わせて家族みたいに接するんだけど、その頃から末の息子に異変が。
息子が急に立てなくなって、娘も同じ症状が現れる。
どうやらそれはマーティンの力によるもので、マーティン曰く「先生はお父さんを殺したから、僕も先生から家族を一人奪う。死ぬ人を選べ」ととんでもない要求をしてくる。
恩知らず!高級時計も買ってやったのに!!!
しかも恐ろしいことに「脚が麻痺→拒食→目から出血→死亡」というステップを踏んでいく。
恐れ慄いたマーティンとその家族は、必死に死なないように頑張るんだけど…その甲斐もなく、どんどん病気が進行して、末の息子は目から出血も始まって死ぬ間際。
一人家族を殺さないといけないんだけど、心臓外科医は優柔不断で決められず、最後にめっちゃ後味の悪い選定方法で家族を一人殺すっていう話。
確かに途中で家族がどんどん奇病に侵されていって、不気味な少年マーティンの言動もきな臭くなってくる。
不気味なのは間違いない。
でもさ、途中からマーティンが開き直って「先生の家族はどんどん死ぬよ」みたいなことを言って、家族へ積極的に関わってくるわけですよ。
途中で主人公のコリン・ファレルがマーティンを拉致して地下室でタコ殴ったりするんだけど、その時もすごい不貞腐れた態度。
もちろんなんかすごい力があるんだろうから、拉致られても怖くないんだろうけどね?
悠々とタバコを吸ったりして、いうならば「バキ」の『ビスケット・オリバ』みたいな風格があって笑っちゃった。
まあ家族が生き残るためにお父さんに媚びたり、マーティンにかしずいたりするのが、なんか人間って嫌だな〜って思わせる展開ではあった。
だけどホラー要素はそこまでないし、正直マーティンがなんで人を病気にできるのかとか、よくわかんなかったのが消化不良。
この映画が伝えたいのは、人の優柔不断さとか死を目の前にした人間の醜悪さが一番怖いよね、ってことなのかな〜。