仕事中寝ちゃう人います?私?私は寝ない。
いや、大概の人は寝ないと思うしそんなに眠る人に出会ったことはないんですけど、最近私のチームに配属された派遣の子がすんごい寝る。
本人も寝ちゃいけない!ってことは分かっているらしく、一生懸命戦っているのは分かる。でも吸い込まれるように寝てる。穏やかな眠り。
最初は具合悪いのかな?とか昨日眠れなかったのかな?とか思ってたんだけどあまりにも毎日寝るし、午後もなんなら寝るので一度派遣会社を通して睡眠障害とかありますか?て婉曲に聞いてもらった。
居眠りを指摘しても全く悪びれない
派遣会社の人もなんか強気な人で「いつ、どのように、どれくらいの頻度で寝るのか明示せよ」みたいなことを言ってきたみたいで。上司は負けて帰ってきた。
現場を押さえて上司に報告しろって言われたんだけどあくまで居眠りだから・・・頻度っていうと毎日だけど・・・。舟を漕ぐ回数でいったら100は超えてるけど・・・。
まぁちょいちょい私が注意してたんですよ、同じく派遣の子も同じ給料であの勤務態度はねぇ!っつって怒っちゃって。お怒りごもっとも。
最初は優しく、がんばろ!とか言ってたんだけど毎日だからこちらもイラッときちゃって。しかもそのこ謝らないのよね・・・はい?みたいな顔をしてくる。寝てませんけど顔。
もしかして自然に入眠しすぎて気づいてないのかも?そう思った私は個人面談を実施。今やる気がそこをついてるからスーパーめんどくせぇ・・・と思いながら実施。仕事だから。
そんであまり眠れないのか?と聞いたら「寝つきが悪い方です」と言われた。
そ、そっか・・・私も!私も結構悪いから気持ちわかるよ!仕事中の寝つきは超良さそうだけど・・・。
前の職場では注意されなかった?
「されてましたけど・・・皆寝てたんで・・・」
そ、そっか・・・皆寝てたの!?睡眠の治験の仕事だったっけ?「テレオペです」
寝る暇あった!?「電話が来ない時は暇なんで・・・」
もうここらで、私はこれは時代なのかな?みたいな風を感じ始めていた。もしかしたら最近の若い子はこうで、私が古い時代の(昭和)人間だからうるさくなっちゃうのかな?って。いやしかし、時給を払っている以上働いてもらわないと困る。仕事中に寝るのは普通にダメ。
そんであなたが寝てる時間も時給は発生してるよ!寝てる間のあなたの処理数と起きてる間の処理数は半分くらい違うから、そうなると時給の半分タダ働きしてることになるよね?座ってるだけでお金がもらえる仕事じゃないの、わかる?
それにせっかく頑張って処理とかたくさんやってくれてるのに、他の人がそれを見てあなたのことを悪く言われるのも嫌だな!私も頑張ってるけどあの子寝るんだよね〜って思っちゃうし、なんかそれ残念なんだよ。わかってくれるかな?
て聞いたら「わかります・・・」って言ってた。良かった、わかってくれた。本件で初めて心が通じた。
そこから頑張ります・・・っつってたけどまぁちょいちょい寝るよね。まぁ人の三大欲求だし寝ようと思って寝てるんじゃないのは分かるんだけどそもそも仕事中に寝るっていう概念が私の中にないもんで恐怖すら感じた、この堂々たる受け答えに。
まぁこちらで打てる対策としては眠くならない仕事をさせるってことかな!と思って、黙々処理をやらせるだけではなく架電とか、アクティブな仕事も織り交ぜてお願いすることで少しは改善されました。
いや〜みんな寝てるって結構びっくりしたな!斬新な受け答え!私はこういう時に「若い子だから」っつー謎の理由で片付けたくなるんだけど今回は間違ってない、仕事中の居眠りは悪。
そもそも座った状態で眠れない、オールとかして寝ないで出社した時も会社に行けば目が覚めるタイプだからイマイチ共感したり、オススメ対策とか教えてあげられなかった。
苦肉の策として「メジャーリーガーみたいにガム噛んだら?バレないように」と言った、次はあの子ガム噛んでるんだけど!って怒られちゃうし、バレないようにガムを噛むって至難の業、アドバイス失敗。
彼女も人前で居眠りしないように工夫を始めた
彼女も人前で居眠りするのがまずいことだと気づいてくれたようで、工夫を始めた。
どんな工夫かって言うと、トイレに行きますって言って咳を立って便所で眠るって方法。
便所で弁当を食べるみたいな話があったけど、それの睡眠バージョン。
だけど5分そこらで眠りが終わらないから、明らかにトイレが長い。
最初のうちは「今日はお腹の調子が悪いのかな」みたいな感じで自分を納得させてたけど途中で気づいたよね。
「あ、これ寝てるな」と。
でもこの方法の悪質なところは現場が押さえられない。つまり注意もできない。
もしかしたら毎日下痢ピーってこともあり得る。
そうなるともう…パワハラっていうか、ハラスメントを超越した何かが起きてしまう。
私は悩んだ。
アクティブな仕事っつっても事務な訳だから、そこまでアクティブな仕事無い。
寝ちゃうから任せられる仕事が無い。
改善策も思いつかない。
ないない尽くし。
最終的な居眠りガールの末路
最終的にその居眠りガールは、普通に会社を辞めていった。
理由は「眠い」ではなく、なんかこう…当たり障りないことを言ってたけど…本当のところはよく分からない。
今思うと彼女は何かしらの精神的な理由で眠れないタイプだったのかも。
見た目的になんかこう…病んでる感じだったし…あと多分うちの仕事がつまらなかったんだと思う。
じゃあ寝ても仕方ないか、と。
しかし今回のことで驚いたのは、まず仕事中に寝る人がいることと派遣会社のスタッフがすげえ強気だったことだね。
「いつどんなふうに寝るんですか?」はねえだろ。
寝ない女を寝てるって言ってクビにおいやるほど性格悪くねえよ私は。
あと居眠りを指摘したときに「昔の職場でもみんな寝てました」はびっくりしたね。
こんな体験談から私は若い子に対してある種のトラウマを抱きましたが、世の中の若い子たちはこんなに眠る人たちばかりじゃあ無いと思います。